下肢人工関節・関節機能再建

神戸大学医学部整形外科 Kobe University Orthopaedic Surgery

English サイトマップ
  ホーム Home

黒田良祐 教授 Prof. Ryosuke Kuroda

スタッフ Staff

整形外科教室の歩み Department of Orthopaedic Surgery

研究・業績 Research and Results

臨床研修を希望される方へ To Residents,Fellows,and Student

患者様へご案内 To Patients

同門会専用ページ Exclusive use for Alumni Association

  患者様へのご案内

カテゴリトップ 外来診療・アクセスのご案内
各診療グループより患者様へ

膝・スポーツ 脊椎 股関節・足 腫瘍 上肢 外傷 リウマチ

下肢人工関節・関節機能再建

  診療科長・教授
黒田 良祐
(平成2年卒)
●日本整形外科学会専門医
●日本整形外科学会認定スポーツ医
●再生医療認定医
    講師
松本 知之
(平成12年卒)
●日本整形外科学会専門医
●日本整形外科学会認定スポーツ医
●再生医療認定医

  助教
林 申也
(平成12年卒)
●日本整形外科学会専門医
●日本リウマチ学会専門医
    リハビリテーション機能回復学
特命助教
橋本 慎吾
(平成14年卒)
●日本整形外科学会専門医

  助教
高山 孝治
(平成15年卒)
●日本整形外科学会専門医
       

【初診外来】
▲下肢人工関節・関節機能再建グループ

膝関節(人工関節)の初診は木・金曜日、股関節疾患の初診は月・水曜日となります。
医療機関からの御紹介は、神戸大学医学部付属病院・地域医療推進室で承っております。
※患者さまからの直接のご予約は受け付けしておりませんので、
  かかりつけ医療機関から外来受診予約をしてください。

神戸大学医学部付属病院 地域医療推進室 (078-382-5264)
受付時間  土・日・祝日、年末年始を除く8時30分から17時まで
http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/medical-institution/pdf/relation/docs007_161021.pdf


膝関節

【診療内容】

【変形性膝関節症】
加齢に伴って膝関節の軟骨は、変性、損傷を繰り返し、次第に磨耗していきます。これに伴って関節の形状も次第に変形し、疼痛が持続するようになります。装具療法、筋力トレーニング、ヒアルロン酸の関節内注入などの保存的治療を行いますが、それでも疼痛が軽減しない場合、手術が必要となります。


【大腿骨内顆骨壊死(えし)症】
軽微な外傷などにより、膝の内側に突然出現する痛みが特徴です。変形性膝関節症と同様に装具療法、筋力トレーニング、ヒアルロン酸の関節内注入などの保存的治療を行いますが、それでも疼痛が軽減しない場合、手術が必要となります。

以下に当科で行っている先端技術を用いた手術方法を紹介します。


【人工膝関節全置換術: Total Knee Arthroplasty (TKA)】
人工膝関節手術は、膝の関節表面を金属やセラミック、ポリエチレンなどの人工材料に置き換え、関節の痛みをとる手術です。すでに40年近い歴史を持つこの治療法方は、デザインや素材が改良され、非常によい治療成績を得ています。当科では、変形性関節症、関節リウマチをはじめ、高度な変形や骨欠損、拘縮膝など難治症例への対応もしております。また、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、血友病などの基礎疾患をお持ちの方も、当院の専門医と相談しながら治療を進めることが可能です。


【コンピューター支援人工関節全置換術: Computer-Assisted Navigation TKA】
当科では2002年より一部の人工膝関節手術に、コンピューター支援システムを導入しています。手術中大腿骨、および脛骨にトランスミッターを装着し、膝関節の3次元運動をコンピューターが常にモニターし、手術に必要な情報を術者に提供します。従来術者の経験や感性によって行われていた手術の不確定要素を、コンピューターの支援により補い、より正確な手術が可能となります。また、手術中に膝関節を安定化させる靱帯のバランスを計測するシステムも導入することにより術後膝関節の軟部組織バランスを良好に整える事が可能となっています。

 

【前・後十字靭帯温存型人工膝関節全置換術 Bi-cruciate retaining Total Knee Arthroplasty】
人工膝関節手術は、一般的に膝関節内にある前・後十字靭帯膝を切除して関節表面全体を金属やセラミック、ポリエチレンなどの人工材料に置き換え、関節の痛みをとる手術です。手術後には手術前の痛みが軽減しますが、本来の膝関節とは多少異なる非生理的な動きをするために違和感が残存することがあります。その点で前・後十字靭帯温存人工膝関節全置換術は、よりもとの膝関節の状態を残しながら手術することが可能ですので、より違和感が少なくなると言えます。手術手技が従来の手技とは異なるため、当院をはじめ限定施設のみでうけられる治療です。ただ、十字靭帯が機能している患者様に限定されますので、ご希望の方は当院専門医と相談して下さい。

 

【単顆(たんか)型人工膝関節置換術: Unicompartmental Knee Arthroplasty (UKA)】
人工膝関節部分置換術: Partial knee replacement
人工関節全置換術に対して、膝の関節の一部分だけを人工の関節に変える手術です。低侵襲人工関節置換術(MIS-TKA)よりもさらに侵襲が少なく、前十字靭帯をはじめ損傷のない組織の温存が可能です。変形の程度の強い患者様には適応できませんが、人工膝関節全置換術より正常な膝の感覚に近く、違和感の少ない人工関節となります。内側・外側・膝蓋大腿関節に限局した部分的な変形性膝関節症や大腿骨内顆骨壊死症によい適応となります。

 

【人工膝関節再置換術Revision Total Knee Arthroplasty】
人工関節全置換術後のポリエチレンの摩耗(まもう)や人工関節のゆるみ、膝の不安定感、術後感染などにより再置換術が必要になることがあります。再置換術にはより高い技術と経験が必要となり、他院で人工膝関節置換術をされた方の再置換術も積極的に受け入れておりますので、手術後に痛みが再発した方はご相談ください。
 
▲人工膝関節置換手術

 
 
 
▲人工膝関節部分置換
術後レントゲン
 
▲人工膝関節全置換
術後レントゲン
 
▲人工膝関節再置換
術後レントゲン
 
▲人工膝関節部分置換
術後レントゲン

 


股関節

【診療内容】
さまざまな股関節関連疾患による機能障害に対し、長年積み上げてきた経験と知識を駆使し、骨切り手術や人工股関節置換術などの手術治療を神戸大学附属病院および関連施設にておこなっております。可能な限り筋肉や骨への侵襲を軽減し、早期からのリハビリ加療や社会復帰を可能とするMISを採用した人工股関節手術や先端的な医工学技術を応用したコンピュータナビゲーションシステムを使用した骨切り手術、関節鏡を用いたスポーツ疾患治療など幅広く対応しております。


【変形性股関節症】
手術的治療としては人工股関節置換術が中心となっています。MIS(最小侵襲手術)を採用しており、ほぼ全例7~10cm程度の皮膚切開で手術を行っております。筋肉などの組織を切らずに温存することが可能な手術法を用いて可能な限り低侵襲の手術を心がけております。さらに低侵襲手術ならびに自己血貯血を行う事で、ほぼ全例において日本赤十字社の輸血を使わずに手術を行っております。股関節専門医が手術を行う事で、高い精度で人工関節の正確な設置をおこなうことが可能となると考えております。また術後早期からの全荷重歩行と術後2~3週での退院をめざしています。

 

 

【大腿骨頭壊死症】
若年者に対しては、壊死範囲が小さく適応があれば壊死していない健常な部分を荷重部に移動させる大腿骨頭回転骨切り術を行っています。しかし壊死範囲が大きい場合や圧潰が著明である場合は年令や性別を考慮し、人工股関節全置換術を選択しております。


【寛骨臼形成不全】
比較的若い場合は寛骨臼回転骨切り術(股関節の屋根の部分を球形に骨切りし、少しずらして屋根の覆いを大きくして,力学的なバランスを改善させる手術)を積極的におこなっております。当院で採用している術式は9cm程度の小切開で手術を行っております。高い手術技術を必要とする手術ですが、自分の骨で関節を再建できるために若年者に勧められる術式と考えております。また変形性股関節症進行期の症例にはキアリ骨盤骨切り術や大腿骨骨切り術も行っています。

 


【人工股関節再置換術および難治症例】
人工股関節は長期間経過するとゆるみが生じてくるという問題があります。時として再置換術が必要となりますが高い技術と経験が必要となります。関節破壊や年齢、活動レベルなどを考慮して適切な術式やインプラント選択を行っております。

 

 


【関節唇損傷】
関節唇損傷は股関節を動かしたときの痛みや引っかかり感が症状であり、スポーツ活動や日生活動作に障害が出現します。当院では股関節鏡(内視鏡)を使用して関節唇の縫合や再建、関節の形成を行っており、まだ短期治療成績ではありますが術後早期より疼痛の改善が得られ満足の行く効果が得られています。

 

 
ページトップ
ページトップ