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  • 診療科長補佐(医局長) 松本 知之 Tomoyuki Matsumito
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整形外科医を志望される、あるいは、
整形外科に興味のある若い先生方へ
皆さん、こんにちは。神戸大学整形外科、診療科長補佐(医局長)の松本知之(まつもと ともゆき)です。このページでは、整形外科に興味のある学生さん、または整形外科を志望するかお迷いの初期研修医の先生方にむけて、神戸大学整形外科の魅力をご紹介します。加えて、神戸大学整形外科入局後の実際の生活をイメージできるよう、具体的な研修課程・その後の方向性等の概要を説明させて頂きます。

神戸大学整形外科では、整形外科を志す若い先生方に、充実した後期研修を行うことができる研修システムを用意しています。後期研修の最大の目標は、研修終了時に整形外科専門医資格を取得し、一人前の整形外科医になることです。昨今、新専門医制度が巷で話題となっていますが、整形外科は、2017年度から学会(日本整形外科学会)主導で新整形外科専門研修制度が全国的に開始しています。従来の専門医制度との大きな違いは1年早く専門医試験受験資格が得られることです。2年間の初期研修終了後に日本整形外科学会の正会員となり、その後専門研修施設で4年間の研修を行います。具体的には後期研修1年目は6ヶ月大学病院・6ヶ月関連研修施設、その後2・3・4年目は1年毎に別の関連研修施設で研修し、プログラムに則って3年9ヶ月(45単位)を経過した段階で専門医試験受験の資格が得られ、その翌年に受験することになります。このように1年ごとにローテーションしながら、専門医試験を受けるまで整形外科全般にわたって研修することができるようにプログラムを作成しています。その間、我々が全力でサポートいたしますので、安心して入局して頂けると思います。

研修内容や研修施設についてですが、大学病院では、スポーツ、脊椎、人工関節、外傷、腫瘍、上肢、リハビリテーション、関節リウマチの大きく8つのグループに分かれて診療や研究、教育にあたっています。大学病院では、これらのグループを数ヶ月おきにローテーションして研修して頂いています。専門研修連携施設である関連病院には神戸労災病院、神戸医療センター、北播磨総合医療センター、明石医療センター、兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院、県立加古川医療センター、県立がんセンター、県立淡路医療センター、県立西宮病院、県立こども病院、加古川中央市民病院、三田市民病院などの兵庫県内の多数の独立行政法人病院や県立・市立病院だけでなく、愛仁会高槻病院・千船病院、甲南病院、神戸海星病院、製鉄記念広畑病院、あんしん病院などの特色・魅力のある研修システムを持つ多くの私立病院があり、それぞれの病院において実践的な研修が可能となっています。(当ホームページから卒後臨床研修プログラム参加施設のリストを閲覧することができます。また各病院のホームページへもリンクしています)。

なお、大学院での研究を希望する場合は後期研修3年目(卒後5年目)以降に進学して頂きます。その場合、大学院で研究を行いながら大学病院で臨床研修を行うこともできます。研修期間中は日本国内の全国的な学会だけでなく、海外の学会や、各施設や地域で行われる症例検討会にも積極的に参加して頂きます。実際に、年に1度開催される米国整形外科基礎学会には、全国でも1,2を争うほど多数の大学院生が参加・学会発表し、国際交流を深めています。大学院での研究成果が認められればアメリカ・イギリス・ドイツをはじめ海外留学のチャンスが広がります。実際に、大学病院に所属する多くのスタッフには留学経験があります。

神戸大学整形外科では以上のような研修システムを、A.研究者養成コース、B.専門医養成コース、C.General Orthopaedicコースと大きく3つのコースに分けています(概要は、当ホームページに掲載しておりますのでご覧ください)。途中で自由にコース変更が可能ですし、最初からコースを決める必要もありません。入局後に先輩の先生方と相談しながらゆっくり自分の進路を決めていきましょう。

ここまでは神戸大学整形外科の研修システムの概要を説明させて頂きました。整形外科に興味はあるものの実際どうなのか不安な方もおられると思います。もちろん見学に来て頂き、実際の雰囲気を肌で感じ取ってもらうのが一番ですので、いつでもお気軽にご連絡ください。入局前によく耳にする心配事としては、「神戸大学整形外科に将来性ってあるのかな?」、「医局ってどういうところなのかな?」、「他大学出身だけど心配ないかな?」とか、女性の場合は「整形外科なんて体力的についていけそうにない!」、「整形外科って男性ばかりのイメージ。女性医師もいるのかな?」、「将来は結婚して子供産みたいけど大丈夫なのかな?」などなど、様々な心配があると思いますが、心配ご無用です!

まず、日本では、整形外科はマイナー科に分類されると教わると思いますが、決してそうではありません。日本とは異なりますが、アメリカでは成績優秀者のみが専攻できる診療科となっています。実際どの病院でもお困りの患者さんが多く来院され、ほとんどの病院では整形外科が一番の稼ぎ頭です。そして神戸大学整形外科は、全国の整形外科の中においてもかなり大きな業績を上げており、世界的に活躍しているスタッフも数多く在籍しています。お迷いであれば、是非神戸大学整形外科をお選びください。毎年、神戸大学整形外科には10人以上は入局しますが、まだまだ人が不足しており、皆さんにお力を貸して頂ければ幸いです!!
次に、医局というのは、皆さんを支配する組織ではありません、あくまでも皆さんの将来のステップアップを補助するところです。何より入局の最大のメリットは、様々な特色のある病院で研修することにより、幅広い整形外科疾患に臨機応変に対応できる実践的な力がつくことです。また、多くの先輩・後輩の先生方と知り合うことにより、視野が広がるとともに自分の財産となる縦の人間関係を築くことができます。大学病院での研修中は多くの同期入局の先生方と一緒に仕事をすることになり、かけがえのない仲間を得ることになります。人生においてこのような縦横のつながりというのは皆さんが想像している以上に重要なことです。是非入局して頂いて、一緒に実りある有益な人生設計をたてましょう!

続いて出身大学についてですが、神戸大学整形外科では他大学出身者であっても研修先やその後の勤務先などに影響は一切ありません。入局時はどこの大学出身でも皆、一線上にいます。実際、毎年半数以上の入局者は他大学出身者ですし、スタッフにも他大学出身者が数多くいます。実力さえあれば全く心配要りませんので一緒に頑張って行きましょう。また皆さんの将来の希望については医局としてできるだけ配慮させて頂きます。もちろん大勢の医局員がおりますので皆が全て希望通りというわけにはいきませんが、アンケートをとって皆さんの希望を聞き、インタビューをしながら将来設計を可能な範囲でお手伝いできるようにしております。

さらに女性医師の方についてですが、もちろん大歓迎です。実際のところ他科と比較すると整形外科に入局して頂ける女性医師は少ないのが現状であり、我々はこの現状を打開すべく様々な試みをしております。近年、整形外科に入局する女性医師は増加傾向にあり、皆さん様々な現場で活躍しています。結婚・出産後も整形外科独自の産後支援システムがあり、家庭と仕事を両立できるようになっていますのでご安心下さい。女性医師の先輩と実際にお話しすることも可能ですので、ご希望の方はご連絡下さい。当ホームページに「女性医師からのメッセージ」を設けていますので是非ご覧下さい。

最後に、高齢化社会の今、ますます整形外科医の需要は高まっています。また、専門性の高い医療が求められる時代背景からも、増加の一途を辿っています。若い皆さんの力が必要です!百聞は一見にしかず、医局の雰囲気は実際体験してみないとわかりませんので、見学や進路相談は随時行っています。少しでも神戸大学整形外科に興味のある方は診療科長補佐の松本まで(連絡先:matsunt@med.kobe-u.ac.jp)お気軽にご連絡下さい。是非、一緒に頑張りましょう!